ZAPの雑記帳

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コラム・雑談 歴史小説

どうせなら白圭のように。宮城谷昌光「孟嘗君」は何度も読める

2016/12/20

以前の投稿の「歴史小説をビジネスに持ち出すな」では、歴史小説をビジネスの場に持ち出すことに違反的に書いたのですが、宮城谷昌光著「孟嘗君」は読んでもらいたい1冊です。私は、あまり本を読み返すということはしないのですが、宮城谷昌光氏の著書は何度も読み返しています。



「孟嘗君」は人が国を治めるようになった時代の人

「孟嘗君」は、中国戦国時代の人で紀元前250年ごろの人です。最近ですと、漫画「キングダム」より少し前の時代と言った方が伝わるかもしれません。

古代中国では、国は、天が治めていました。その代人として王がいました。そして、天の代人としての王の存在から人としての王が治めるようになったのが、春秋五覇の斉の桓公です。そして、次に宰相たちが国を治める時代が来ます。最後に人が治める時代が来ます。

その人とは「孟嘗君」であり、「孟嘗君」という人が中心に国が回っていくようになりました。その後法が治める時代、民衆が国を治める時代となっていき、現在に至っているのかもしれません。

 

「白圭」は「孟嘗君」の育ての親として小説内に登場

「白圭」は「孟嘗君」の育ての親として小説内に登場します。(史実ではありませんが、「白圭」は伝説の商人として実在したと言われます。)「孟嘗君」を読むたびに経営者として、「白圭」のようになりたいと感じます。

白圭が商人になる際に、公孫鞅の師匠である尸佼との会話の一節に以下のようなものがあります。
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「義を買い、仁を売ります。利は人に与えるものだと思っております。」
社会的責任において買ったものを心で売る。そこで得た利益を世の人に還元するということである。
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商人になるとは思いませんが、ビジネスをするうえで大事なことだと思います。

 

「孟嘗君」の中でなるほどと思う一節

「孟嘗君」の中でなるほどと思い、大事にしていきたいと感じる一節をいくつかピックアップして紹介します。

 

風洪が義弟である公孫鞅からもらった姓には、盛衰があり、風という姓は古いので捨てた方が良いという助言をもらったときの風洪の思い。

「新しいことをはじめるのであれば、新しい姓が要り、これまでの自分をすてるのあれば、古い姓をすてねばならぬということか」

まさか、現在の日本で姓を捨てることはできませんが、それぐらいの気持ちでないといけないのかもしれません。

風洪の君主を評価する際の軸。秦の孝公を評する一節より

「君主というものは、三つの要素で成り立っている。勇気と思いやりと決断力である。その3つがそろっていれば名君である。」

まさに経営者あるいは、マネージャーとしての評価といっても差しさわりがないでしょう。

3.風洪が学問をしたいと考え始めたときに、妹の風麗に語った一節

「剣はわが身を守り、遊びはわが身をなぐさめる。むろん剣で人を助け、遊びで人を楽しませることもできる。が、小さい。あるいは逆だ。人を助け、人を楽しませることが先だ。そうすることが、おのずと自分の保身となり慰謝となる道があるはずだ。そんな大道を歩いてみたくなった。」

 

4.孫子が風洪に授けた策 -譲威の策-

譲威の策とは、尾を蔵す(かくす)ということ。戦場では、その尾というのは軍の後尾、あるいは後続部隊のことで、これを敵にさらさず、敵のでかたをうかがうということ

 

5.風洪とライバル?の郭縦との会話の一節

(戦争が起きたとしても)わしはすぐに立ち直る。なぜなら、わしは財を蔵に積まず、日地に積んでいるからだ。人が手をさしのべて、わが家を再興してくれるであろうし、わが家ができることで、多くの人は分配される富を手にすることができる。

 

6.同じく郭縦の師について

真の知恵とは、特定の人がもっているわけではなく。遠くにあるわけでもなく、ごく身近にあり、それをつねにおのれの向上のために、どのようにあてはめていくかということ

 

 

「孟嘗君」は、人としての生き方を学べる小説です。宮城谷昌光氏の著作はどの本を読んでも学びがある

個人的には歴史小説は小説として楽しむものだと思っていますが、宮城谷昌光氏の著作は常に学びがあります。そして、古代中国の人たちのすごさも学べます。また、古代中国において、それぞれの漢字がどのような意味を持って作られたのかということも学べます。

ほとんどの書籍が文庫本になっており、年数も経過しているので、Amazonマーケットプレイスではほとんどの本が1円で購入できます。

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