日立製作所が年功序列を廃止へ ソニーやパナソニックも検討
2016/12/20
9/26に日立製作所が年功序列は廃止するというニュースがありました。
参考記事:日立など大手企業「年功賃金」廃止本格化 優秀な外国人確保狙う(Sankei Biz)
TVニュースのインタビューがネットでの投稿などを見ると賛否わかれた反応というように感じます。
私個人としては、大企業での労働経験はなく、実力主義の中小企業で働いてきたので違和感はないことなのですが、年功序列をベースとしてローンなどの人生設計をしてきた人にとってはショッキングなニュースであることは想像に難くありません。
年功序列制度を廃止する会社は今後も増えていく
ただ、この流れを批判しても仕方がないと感じます。今後、こういった流れは加速していくでしょう。私たちはそこに適応をしていく必要があると感じます。
前述のとおり、私は年功序列とは関係ない世界で働いてきましたので、年上の部下や、同世代の平均年収の倍ぐらいの給与をもらった経験もあれば、逆に結果を出せずに給料が下がった経験もあります。
そして、その環境に満足をしている人もいれば、不満をこぼす人も見てきました。特によく出る話題としては、成果をきちんと評価されないという話題でしょう。「見えないところでの頑張りを見てくれてない。」とか、「〇〇の成功を評価されていない。」ということが多いですね。
成果主義、実力主義の評価は不公平な一面があるが、評価されるもされないも本人次第
不満を持つ人が言うように成果主義、実力主義は不公平な一面があります。
ですが、よく考えてください。この制度になって苦しいのは評価される側だけではなく、評価する側も非常につらいことになっています。ゲームのようにステータスなどがはっきり数値化されるのであれば簡単ですが、評価するのも人間です。当然ブレも出てきます。
評価されるためには評価側の立場になって考えないといけない
不満のある方は評価する側にたって自分の行動を見ていく必要があります。「見えないところでの頑張り」は見えないので評価しようがありません。また、頑張っているということは評価の対象ではありません。会社の経営方針として求められることを考えてみてください。
見られていないと思っても上司は部下のことがよく見えている
また、裏方の仕事だから見えないから損というのは、そんなことはないと思います。上司は部下のことを実はよく見えています。直属の上司ではなく、2つ上、3つ上の上司でも見えていることが多いです。もちろんそういう能力の無い人もいます。ですが、そういった人はいつかは落ちていきます。年功序列がなくなるということは、上司も同様ですので、部下に嫌われ結果が出さなければ評価が下がるのですから。
年功序列の廃止に不満を持つのではなく、どう受け入れていくのかということをよく考える
最後にもう一度言いますが、この流れを否定したり不満をいただいても何も良いことはありませんし、過去に戻ることはありません。如何に受け入れていくかということだと思います。
種の起源の著者「チャールズ・ダーウィン」の名言に
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である』
というのものがあります。時代のスピードがあがり、変化が早い現代社会では重要な視点ではないでしょうか。
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